私が院内研修に講師として呼んで頂いた時に感じたのは、他の院の院長レベルの先生方よりも仲谷先生の院のスタッフの方の方が、考え方も技術も感覚も高いレベルに育成されていました。

スタッフの皆さんまでもが仲谷先生レベルです。これはひとえに仲谷先生の手技やコミュニケーション術、鑑別診断技術の再現性が高いからだと言わざるを得ません。

重症の患者さんに対応し、高単価でも高リピート率を誇る少数精鋭のプロフェッショナル軍団。そんなスタッフの皆さんとそれを率いる仲谷先生は、プロの憧れの存在です。
これから整体院業界はライバル院が乱立し、生存競争はますます激しくなります。その中で生き残るためには、仲谷先生の技術は欠かすことができない武器になるでしょう。

独立開業を目指す方も、既に経営をされていてさらなる飛躍を目指される方も、是非とも「唯一無二」の仲谷メソッドに触れてみて下さい。損はしないはずです！

現在では、脊椎脊髄手術は顕微鏡や内視鏡を用いた最小侵襲手術が主流ですが、90年代から2000年代初頭にかけては過剰手術とも呼べる旧式の手術がおこなわれ、腰椎椎間板ヘルニアで椎間板の髄核組織が外科的に多量に切除され、髄核の組織が病理検査に提出されていました。

その結果として術後の慢性疼痛や身体バランスの乱れた方の存在を知っていましたので、自分としてはできるだけ手術は回避したいと考えておりました。MRIなど画像で神経根が圧迫されていても何の症状もない方が多いことを知っていたというのもあります。

2018年の夏以来、なかたに鍼灸整骨院にお世話になっておりますが、施術光景は一般の整体院とは少々異なります。なにより複雑な運動器と末梢神経の解剖学的な知見をしっかり踏まえたうえで、効果的な徒手施術が鍼灸と合わせておこなわれるのです。

筋肉や神経の走行といった細かい解剖学というのは学生時代に学びますが、整形外科医を除けば医師の多くは知識が消えてしまうものです。

さらに昨年来、手術した側の右上肢にシビレが持続するようになり胸郭出口症候群という診断を受け、これに対しても仲谷先生より斜角筋症候群との見立てをいただき、神経に対する影響を軽減する施術を受けております。

意識を患部に集中して施術を受けると、末梢神経と筋肉の窮屈な関係が解除される感覚を覚えますが、これは施術が理論的である証でしょう。3か月ほどたった現在、ほとんどシビレがありません。

解剖学を多少とも知っている身としては、すべてが納得のいく理詰めの施術です。なお、同時におこなわれる鍼灸については知識がないためあまり言及できませんが、施術後に体が少し温まるような気がします。

実は、私の祖父と父も柔道整復師でしたが、「ほねつぎ」の呼称のごとく運動器の調整がメインであったと記憶しています。仲谷先生がくりだす徒手療法は、運動器のみならず内臓にも及ぶことに驚きました。

内臓こそ西洋医学の独壇場という認識でしたが、そうではないようです。腹部の消化管のみならず、血圧・循環器もその対象になっているようです。

なかたに鍼灸整骨院ではこれを内蔵の「調整」と呼んでいるようですが、その言葉のごとく内臓機能がベストコンディションに整えられる感覚がわかります。

西洋医学では薬物・手術・放射線という3大治療がありますが、少なくとも医学部では徒手療法を学ぶ機会は皆無に等しく、ややもすると卑下したり胡散臭く扱う風潮があることも否めません。

そして頻繁に「エビデンス（根拠）はあるのか」と問われ、自然治癒力を重視しません。

これらは非常に奇妙なことで、人の手で患部に直接あるいは遠隔の部位に刺激を加えることは、「手当て」という言葉があるように、もっとも根源的でやさしい療法ではないかと思いますし、経験的に得られる知見を低く見る風潮がうかがえるからです。

経験から学ぶということは患者から学ぶことで、否定すべきものではありません。また、自然治癒力を最大限に引き出すという意味でも、鍼灸が励起させる「循環」が、それを担っていると考えます。

行き過ぎたエビデンス偏重は、人体への畏敬の念を忘れ去った医療者の姿を映し出しています。

西洋医学の立場からすれば、整体は術者の技術力の差も大きく、科学的な裏付けが乏しい印象を持ちがちです。西洋医学がすべてでそれ以外は亜流という認識もあるでしょう。

一方で、急性期を得意とし対症療法が主体の西洋医学には、慢性疾患に対してはほぼ無力という観点があります。すなわち西洋医学の限界です。そこに不足しているのは、癒すことの重要性や、病との平和的共存といった概念だと思います。

仲谷先生の理論的な施術を経験すると、これからの日本に必要なのは、経験に加えて科学的裏付けを有する治療理論の発展と、代替医療の市民権獲得だと思います。

日本の医療のありかたをも変えてしまう可能性のある「なかたにマジック」。皆様にその本質を知っていただきたく、仲谷健吾先生を強力に推薦いたします。